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モバイルの検索数、どの位意識すればいいの?

      2017/04/27

モバイルの検索数、どの位意識すればいいの?

どうでもいいですが、検索クエリ見ているとたまにすごいのんありますね。
この間見つけたのは「腰痛のお尻に針みたいなのがついている何ですか」。
腰痛のお尻に…針?

こ っ ち が 聞 き た い 。

あの…大丈夫ですか?
めっちゃ気になるんですけど。すごく痛そうです。

これもやっぱり、SiriとかOKGoogleの普及によるものなんでしょうか。
ということで、今日はモバイルの検索についてのお話です。

最近のGoogleの発表はモバイルが中心

日本やアメリカを含む10カ国でモバイルの検索数がPCの検索数を上回ったと、Googleが公式に発表しましたね。
広告枠の右側がなくなったのもモバイルに合わせてとのことでしたし、変化の中心がモバイルになってきています。

また、春のアドワーズ新機能発表でも、キャンペーンの目的に合わせてモバイル、タブレット、デスクトップのそれぞれで独立した入札単価調整が可能になりました。
テキスト広告文も、文字数が従来の約1.5倍になります。

参考:2016年5月版アドワーズ新機能発表と、その詳細解説

AdWordsでモバイルのクリック数を確認する方法

モバイルを意識した変革が行われているのはわかったけれど、ハテ、うちのサイトははたしてどのくらいのクリックがされているのか?気になりますよね。

次の手順で確認してみてください。

  1. AdWordsにログインします。
  2. 画面上部の「キャンペーン」をクリックします。
  3. 「設定」タブをクリックします。
  4. タブのすぐ下にある「デバイス」をクリックします。

モバイルクリック確認手順1

モバイル利用者が多いとわかったら、その端末に優先的に広告が配信されるよう設定します。
あ、その前にリンク先がモバイルフレンドリーになっていることを確認してくださいね。

モバイルフレンドリーテストはこちら

入札単価調整を設定する方法

先ほどのモバイルでのクリック件数を確認した画面から設定ができます。
該当のモバイル端末にチェックを入れ、上部にある「モバイルの入札単価調整を設定」ボタンをクリックしてください。

または、次の手順でも設定が可能です。

  1. AdWordsにログインします。
  2. 画面左側のキャンペーンを選択します。
  3. 「設定」タブをクリックします。
  4. 「デバイス」の「モバイルの入札単価調整を変更」をクリックします。
  5. デバイスを選択して「入札単価調整比」をクリックします。
  6. モバイルクリック確認手順2

  7. 「引き上げ率」か「引き下げ率」を選択し、%の数値を入力します。
  8. 引き上げ率

※タブレットの引き下げ率を仮に100%にすると、タブレットでは広告が表示されないことになります

他にもモバイルを意識して設定したい事

モバイル向けのコールアウトを設定することもできます。
例えば、モバイルユーザー向けのページに誘導したい場合などはこの方法が使えます。

  1. 画面左側のキャンペーンを選択します。
  2. 「広告表示オプション」タブをクリックします。
  3. 「コールアウト表示オプション」をクリックします。
  4. 「+新しいコールアウト」をクリックし、コールアウトを入力します。
  5. 「デバイス設定」のモバイルにチェックを入れます。
  6. コールアウト

コールアウトの使い方などは、Googleのページも参考にしてみてください。

モバイルファーストの重要性

Googleがモバイルフレンドリーを重視する理由は、消費者のモバイルシフトが鮮明になっているからだということです。

日本の消費者の49%が検索結果を元に購入決定をしていると言います。
そしてそのタイミングは、購入の直前。そのうち40%の消費者がモバイルを使っているそうです。
そう考えると、モバイルを意識していないサイトや広告は、それだけで意識しているところよりも大幅な遅れをとっているわけですね。

モバイルファーストと言われるようになって久しいですが、まだまだモバイルファーストの意味や重要性を理解している方は少ないです。
モバイルファーストとは、モバイルサイトを先に作ることやサイトをレスポンシブにすることだ、という理解をされているんですよね。
ですが実際にはそうではありません。

本来の意味は、ユーザー視点を持ち、ユーザーのニーズやシチュエーションをよく考えてサイトやコンテンツを設計する必要がある、ということです。

今後、どんなデバイスが主流になるかはわかりませんが、ユーザーにとって必要な情報やその表示の仕方は何か?優先順位は?といったことを、常に意識するようにしていきたいです。

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