ターゲットを明確にすることはなぜ必要？ペルソナの意味と作成方法
2017/04/14
ターゲットを明確にすることはなぜ必要？ペルソナの意味と作成方法
さて、今日はターゲットのニーズを把握する方法について書いてみたいと思います。
どうしてターゲットやペルソナ作成が必要なのか？
まず、広告を打つ前にどうしてターゲットを意識する必要があるのでしょうか。
ちょっと例えで考えてみたいと思います。
目に良いといわれるブルーベリーの健康食品のパッケージに「すべての世代の方に必要な栄養素」と書いてあるのと「普段パソコンやスマートフォンをよく使う方、目を酷使する方に特におすすめの栄養素」と具体的に書いてあるのでは、どちらが注意をひかれやすいでしょう？おそらく後者だと思います。
つまりターゲットを明確にすることで、一番伝えたいメッセージを、その人に響く仕方で伝えることができます。
また、ターゲットからさらに詳細なペルソナを設定することによって、ターゲットが何に時間とお金を使うのか？どんなことに一番興味があるのか？が明確になります。
それによりユーザーを想像しやすくなり、チームで作業する場合(WEBサイト制作など)にも意識を統一することができます。
チーム全体がユーザー視点を持ち、ユーザーとコミュニケーションを取っていくことが出来るようになり、デザインや広告文などを、よりターゲットの心に響くものにしていくことができるわけですね。
どうやって作成したらいい？
人が興味を持つのは、物語です。
それでペルソナデザインを作成するときにも、なるべく物語形式にするといいかもしれません。
氏名、年齢、性別、居住地、職業、勤務先、年収、家族構成等だけでなく、趣味、生活環境、ライフスタイル、性格、価値観、出身、などもなるべく具体的にして、実在するかのような人物像を設定してみましょう。
更にイメージを明確にするために、顔写真を使うのもいいですね。
すぐに浮かばない場合には、そのサービスを実際に使っている顧客に、インタビューやアンケートをお願いしてみてください。
そして出た意見をすべて付箋に書き出し、共通のものをグルーピングしていきます。
それにより、生活環境や価値観などが明確化していきます。
属性により付箋の色を替えてみるのも、わかりやすくておすすめですよ。
作成した後は？
ペルソナ像を見ていると、その顧客がどんな言葉やサービスに共感するのか、どんなメッセージに興味を持つかがわかってきます。
その共感ポイントを踏まえたアプローチをすることにより、効果的な広告を作成することができます。
またペルソナを作成しておくと、そこから逸れてしまった場合にも軌道修正がしやすくなります。
ペルソナデザインはすぐにできるものではありませんが、広告を見た人に「これは自分に向かって言っている」と思ってもらうためには欠かすことができません。
作成の際には、参考にしてみてくださいね。